ネザーランドドワーフの食べるものは大きく分けて3つあります。

1　ペレット
2　牧草
3　野菜や果物などのおやつ
どれをどのくらい与えたらよいのでしょう？
初めてネザーランドドワーフを飼育される方に一つずつ説明していきます。

ペレット

まずは一つ目のペレットから見ていきます。
ペレットとは牧草を原料に色々なものを混ぜて固めた配合飼料です。
ハードタイプやソフトタイプ、年齢別に分けられたもの、乳酸菌が入ったものなど各社色々な種類を販売しております。

どれを選んでいいのか分からないくらいですね。
迷ったら製品裏面の成分表示を確認しましょう。
メインとなる原材料は何でしょうか？

チモシー、アルファルファなど牧草名が書いてあるはずです。
できたらチモシーのものを選びましょう。
アルファルファは嗜好性が高く肥満になりやすいです。
その他グルテンフリーだったり乳酸菌配合などで値段が変わってきます。

うちでは繊維質の高いものを数種類混ぜてあげています。

というのも、ラビットフードは同じものがずっと販売されているかというとそうではありません。
販売終了することがあります。
そうなった時にそのペレットしか食べていないと他のペレットを受けつけない仔が結構います。
それで困ったことがあり、それ以来この方法で上げています。
あまり食べないものがあるなと思ったときにも一種類だけ変えてみたりと色々な物が試しやすいのでおすすめです。

おうちにお迎えする場合。お店にいた時にどのフードを食べていたのか聞いておくと良いでしょう。
小さいうちなら、そのフードに他のものを少し混ぜていってもいいかもしれません。

あげるペレットが決まったら次はどのくらいの量をあげるか？ですね。
基本は

が目安となっております。
実際には数字だけでなく、糞の状態や元気があるかなどを見て調整すれば良いと思います。
うさぎは食べ過ぎてしまううところころとした糞ではなく、盲腸糞という水分の多い糞をします。
盲腸糞が多い時は、ごはんの量が多すぎる可能性があります。

食事は朝と夜の1日2回上げるので、上記の量を半量ずつあげてください。

詳しくはコチラ

牧草

牧草はネザーランドドワーフが健康でいるための大事な食事です。
牧草にも種類があり、チモシー、アルファルファ、クレイングラスなどの種類の他、刈った時期によって1番刈り、2番刈りがあります。

まずはメインとなるのはチモシーです。
チモシーはイネ科の牧草でとくに1番刈りは繊維質がとても多いです。
通常はチモシーの1番刈りを与えるようにします。
硬さがあるので、伸び続ける歯も削ってくれます。
子供のうちは2番刈りがやや柔らかく食べやすいでしょう。
チモシーは食べ放題でよいでしょう。

次にアルファルファです。
マメ科の牧草で、繊維質は高くはなくたんぱく質が高くうさぎの健康にはあまりおすすめしません。
ですが、どうしてもチモシーを食べない仔にあげたり食欲のなくなってしまった仔にあげることはあります。
アルファルファはペレットの部分でも触れた通り、嗜好性は高いです。
与えすぎないようにします。

以前、自宅でチモシーの種をまいて育てて生牧草をあげたことがありました。
こちらはとてもよく食べてくれました。

詳しくはコチラ

　野菜や果物のおやつ　

お店を見ると沢山のフルーツなどが置いてありますが、ネザーランドドワーフの食事におやつは必須ではありません。
ペレットと牧草で健康の維持に必要なものは取れています。

ですが、ごほうびとしてのおやつや、自分に懐いてもらうためのものなら適量をあげましょう。
野菜や果物は水分が多く、お腹をこわしやすいです。
食べすぎには注意が必要です。
乾燥したものであれば、その心配はありません。

色々な種類のおやつが結構な値段で販売されていたりしますが、あれもこれもと購入する必要はありません。
葉物の野菜などは自分で育てることも可能です。
プランターでも育ちますので、新鮮で無農薬のものをあげることができます。
たくさんとれた時は、乾燥することで無駄もありません。
人の食品用としてスーパーなどで販売されているものは、農薬であったり果物はワックスなどが使用されている可能性があります。

ここからは参考までに・・・
うちのうさぎたちには果物はりんごが一番人気がありますが、皮はむいてあげています。
みかんは知人から送ってもらった愛媛県産の無農薬のものを、乾燥させるととてもよく食べてくれます。

詳しくはコチラ

最後にお水は毎日新鮮なものをあげてくださいね。
ネザーランドドワーフが一生懸命カジカジ、もぐもぐしている姿は可愛いものです。
ついついあげすぎてしまうものですね。
大事な仔が健康で少しでも長生きできるように健康管理には注意してください。