初めて!!ネザーランドドワーフの健康
ネザーランドドワーフの病気
ネザーランドドワーフのかかりやすい病気というものがあります。
ここでは、病気にかからないように気を付けること、かかってしまった時の対応などを見ていきます。
毛球症
うさぎは、とても腸の長い生き物です。
そこで食べたものがとどまってしまわないよう、繊維の多いものを食べてふんを出します。
ところが、毛づくろいをした時に自分で毛を口に入れてしまい腸の中で絡まってしまう病気です。
絡まった塊が出来てしまうと、ふんが出にくくなり悪化してしまうと亡くなってしまうこともあります。
毛球症になると、まずふんがどんどん小さくなっていきます。ふんが出ないため、食欲もなくなって食事を残すようになります。
毛球症にならないためには、普段から牧草をよく食べさせるなど繊維質の多い食事をさせる、ブラッシングをして抜け毛はなるべく取ってあげる(換毛期は特に念入りに)、などが重要です。
対策をとっていてもかかってしまうことはあります。
なってしまった場合にはふんが小さくなってきたこと、元気がなくなってきたことにに早めに気づけるようにしましょう。
気が付いたら初期であれば、優しくお腹をマッサージしたり、やや水分の多い生野菜、フルーツなどを食べさせて快方に向かうこともおおいです。それで改善されなければ、病院で投薬を受け早めにふんを出してあげましょう。まるっきりふんが出ない状態になってからでは遅いので、病院へ向かうタイミングを間違えないことが重要です。
ソアホック
ソアホックはうさぎの足の裏に起こる炎症です。
ソアホックにかかると足の裏の毛が薄くなり、炎症箇所は歩くときに痛みがあるので歩かなくなるなどの症状があります。
ソアホックにかかってしまう原因としては、床材が目の粗い金網である、足裏が水分などで汚れやすい環境であるなどです。
当ラビトリーでは床は金網なのですが、目は粗すぎないものです。
木材などで床が出来れば一番足には良いのですが、トイレ以外でおしっこをしてしまった時に床が汚れた状態になります。そこを踏んでしまい、汚れた足でいるのはよくありません。すぐに掃除ができない場合、網タイプにするという選び方もあります。足に負担のかかりにくい細かい目の金網でおしっこは下に落とすというのがいいかと思います。
爪はこまめに切ってあげて、足の負担が集中しないようにするのも予防にはいいでしょう。
かかってしまった場合には、動物病院で軟膏をもらいつけます。当ラビトリーでは天然素材のマットを金網の上に敷くこともおすすめしています。
不正咬合
不正咬合は歯のかみ合わせが悪く、上下の歯同士がうまく削れないため歯が伸びてしまう病気です。
通常は牧草を食べることによって少しずつ歯が削られて伸びすぎることを防いでいます。
ですが、何らかの理由で牧草を食べない、固いペレットを食べないなどによって歯が削られることがなくなると、歯が伸びてかみ合わせがずれてきます。その結果、どんどん伸びてしまい食事ができない状態になってしまいます。
こうなる前に気づいてあげたいですが、もしこうなってしまったら動物病院にいって歯を切ってもらいましょう。
よくあるうさぎの病気についてまとめてみましたが、ほかにも色々な病気があります。
うさぎと暮らす中で徐々に勉強をしていってほしいと思います。
まずは信頼できる動物病院をみつけましょう。
ネザーランドドワーフの健康
うさぎは体調が悪いことを隠す生き物です。
ですが、よく観察しているといつもと違うところがあります。
それをなるべく早く見つけてあげるのがうさぎの健康のためには必要です。
まず見るポイントとしては
1,ふんの状態、大きさ
2.ごはんを食べているかどうか
3.どこか一点を気にして舐めてばかりいないか
4.爪、歯など伸びすぎていないか
5,換毛期などで抜けた毛がたくさんついていたりしないか
6.体重の増減が激しすぎないか
などとなります。
体調が悪い時はケージの隅っこでじっとしていることが多いです。
普段から、抱っこに慣れた仔であれば悪いところを見つけやすいのですが触られるのを嫌がる仔もいます。なるべく触られることに慣れてもらうよう少しずつ訓練していきましょう。
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このような体勢ができるようになると健康チェックがやりやすいです。
仰向け抱っこは背骨が折れるとか気絶しているんだと言う方もいらっしゃいますが、丸くカーブを描いて支えています。まっすぐには伸ばしておりませんので苦しいということもなく、この体勢でも物を食べたりしています。
ここまで慣らすのは結構大変ですが、歯のチェックやお腹の状態も見やすいです。